１～7巻まで発刊済み。原作は小説。少年マンガのほかに、少女マンガもある。 私はBook!Liveで読みましたが、BOOK☆WALKERなどほかのメディアでも読めます。
原作： 日向夏（ヒーロー文庫／主婦の友インフォス）
作画：倉田三ノ路
キャラクター原案：しのとうこ
レーベル：サンデーGXコミックス
この1巻には、全５話収録されています。
第一話 猫猫と呪い
第二話 媚薬
第三話 月下の芙蓉
第四話 勅令
第五話 看病
物語は薬草を摘んでいるの薬師の猫猫(マオマオ)が突然さらわれ、後宮の下女として売り飛ばされるところからスタート。
少女マンガの方にもちらっと後宮に来た経緯に触れるところがあるが、こちらの方がしっかり描かれている。
このマンガは小説のコミカライズで少女マンガの方もあり先にそちらを読んだが、少女マンガよりもこちらの方が主人公の猫猫(マオマオ)が恋愛に冷めていて毒や薬に盲目的でマニアックでクール。
私はどちらの猫猫も好きだが、ミステリーをより科学的に論理的に楽しみたいなら、こちらの少年漫画の方が描写が細かく面白い。
絵は少女マンガの方に負けず劣らずしっかり可愛くて、イケメンもしっかりイケメンなのがよい。
死者の出るような深刻な事件が起こるが、人間関係がコミカルに暖かく描かれており、一人一人の人物描写もしっかりその人となりの背景がわかるように描かれており、後味は悪くない。
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